僕が見たスペイン人(若者編)

留学

 

九月も終わりに近づいているのに、

グラナダ(スペイン)は相変わらず暑いです。

半袖、短パンで過ごせちゃいます。

 

 

冬より夏が好きなので、

まぁ、気分良く過ごせる毎日です。

 

 

 

今回の記事のテーマは、

『スペイン人(若者)って幸せなの?』

というものです。

 

 

そもそも「幸せ」という言葉が曖昧すぎるので、

今回は経済的な側面での「幸せ」を考えてみます。

 

 

 

なんで、こんな事を書こうかと思ったかというと、

スペイン人の友達と話しているうちに、

色々な発見があったので、

記事にまとめてみようと思ったからです。

 

 

 

スペインと聞くと、

「陽気で、明るくて、幸せそうだなぁ。」

とか、

「長時間働かなくて良い国なんでしょ?

羨ましいなぁ。」

 

なんて考える人が沢山いると思います。

自分もその一人でした。

 

 

 

 

 

ある日何と無くスペイン人の友達に、

「日本はスペインに比べて、

就職したら忙しいんだよね。

スペインで暮らせて羨ましいなぁ。」

と言ってみました。

 

 

 

すると

「そんなことないよ、

そもそも今のスペイン人の若者は、

大学を卒業しても、

お金を稼げる就職が基本的に出来ない。

 

お金をしっかり稼いで自立した生活をするには、

良い会社にコネがあるか、

海外に就職するしかないんだよ。

 

大学を卒業すれば就職ができる日本が羨ましいよ。」

と言われました。

 

 

 

 

まず、

大学を卒業しても

経済的に自立できるような会社への就職が、

基本的に出来ない。

ということに驚きました。

 

というのも友達の通う大学は

スペインでも優秀な大学の一つだったからです。

 

 

 

 

続けて友達はこう言いました。

「だから大学を卒業しても、安い賃金で働いて、

30歳くらいまで親と生活をする人は沢山いるし、

働かないで親のお金で暮らす若者は沢山いるよ。

 

親に迷惑をかけたくないから働きたいけど、

まともな就職先がない若者がいっぱい居るんだよ。

 

働けないと、役立たずだから凄い悲しいね。

だから私は自立するためにも海外で働きたい。」

と教えられました。

 

 

 

 

ふむむ。

 

思ってたよりスペインの若者は大変だ。

「日本より幸せそうだ。」

何て安易に考えるのは間違っているな。。

と思い始めました。

 

 

 

 

この会話をきっかけに、

スペインの若者の就職事情や、

経済的な考え方に興味が湧き、

他のスペイン人の友人にも、

大学卒業後の展望を聞くことにしました。

 

https://acueducto.jp/blog/otros/la-situacion-de-desempleo-juvenil-en-espana/

上のリンクにも書いてありますが、若者の失業率は50%くらいです。

日本では考えられないですよね。

 

 

「大学を卒業したらどうするの?」

 

「んんー。。

スペインでは自分の良い人生が見えないんだよね。

良い就職先はないだろうから、

海外でスペイン語の先生になりたいな。」

 

 

「海外に行かないで、スペインに居たくはないの?」

 

「まぁ、家族と離れるのは寂しいけど、

スペインに居ても良い就職先がないから、

親の金で生活することになる。

それは、役立たずに感じるだろ?

だから海外で働く方が良いかな。」

 

 

 

 

他にも何人かに聞いてみたのですが、

似たような答えが返ってきました。

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで、色々な人に話を聞くと、

日本の若者の間ではあまり聞きなれない言葉を、

スペイン人は使うことに気づきました。

 

 

 

それは、

「役立たずに感じる」

というフレーズです。

 

 

 

日本では基本的に、

経済的自立は本人の努力次第でなんとかなります。

良い会社に就職できなくても、

アルバイトだけでも何とか一人で暮らせたりするわけです。

 

 

 

 

でもスペインでは、

大学を出ても基本的に就職が出来ず、

アルバイトを一生懸命やっても、

経済的に自立が出来ないのです。

 

 

 

 

 

そこで、

大学まで出してもらっても、

経済的に自立できない真面目な学生たちは、

「役立たず」という気持ちになるのかなぁ。

と考えました。

 

 

 

 

 

日本の友達と話しているときに、

「ニートになって役立たずになりたくない。」

みたいな話って基本的になくて、

「就職先どうしよう」

的な、就職して経済的に自立をする前提で

話が進んでるわけです。

 

 

 

 

この「役たたず感」は

今のスペインの経済的状況と、

若者の置かれている状況を

表した言葉なのかなと思いました。

 

 

 

 

 

 

日本は今の所は、

スペインに比べると、

就職しやすいし、

アルバイトでも何とかやって行けるし、

まだ状況は良いなと思いました。

(これからどうなるかは、分かりませんが。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大学で勉強を頑張っても報われない。

スペインの若者は大変なんだ。

という現状を少しでも知ってもらえればと思い

書いてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また何か発見があれば書いてみようと思います。

現場からは以上です。

タイトルとURLをコピーしました