足の不自由な犬と触れ合って

犬の顔 留学

滞在許可証の取得に四苦八苦しているタカハシです。

自分のスペイン語のレベルが低いのは自覚していますが、
書類関係を申請するシステムのレベルが、
あまりスペインは高くないと感じています。

 

 

さて今日書くことは、タイトルにもある通り、
「足の不自由な犬と触れ合った」ことについてです。

 

 

自分の祖父の家では犬を飼っています。
犬を飼い始めてから大の犬好きになりました。

 

 

スペインに来てからというもの愛犬が恋しいです。

 

 

スペインは犬を飼っている人が

日本に比べて多い感じがします。

 

至る所で散歩をしていたり、

飼い主とベンチに座っていたり、

 

バル(バーだけど、もっとカジュアルな感じ)で

一緒に休憩をしていたり。。

 

とにかく多いんですよね。

 

 

犬好きな僕には目の保養な日々を過ごしています。

 

 

 

さてここからが本題。

今日、書類申請のための写真を撮りに、
近くの写真屋さんに行って来ました。
ささっと写真を撮影し、印刷を待っていると、
机の下には寝そべっているワンチャンが!

 

店員さんに
「触っても良いですか?」
と聞いて、様子を伺いつつナデナデ。。

 

ワンチャンは嬉しそうに上半身を起こし、
すかさず僕の方に体を傾け、
僕の手をぺろぺろ舐め始めました。

 

かわいいなぁ
と撫でていると、あることに気づきます。

 

その子は後ろ足が動かせないようでした。
店員さんに聞くと、

やはり足が不自由な子で、
散歩の時は後ろ足を代替する

車輪のような器具を装着し、
散歩をしているとのことでした。

 

色々と説明を聞きながら手を舐められ続けていた僕は、
手がベチャベチャになったので、
少し撫でるのを中断しました。

 

すると突然ワンチャンは大きな声で吠え始めます。
もっと撫でろと要求をしてくるのです。

 

 

やけに人懐っこい子だなぁ
なんて思いつつ、もう一度撫で始めます。
ワンチャンはまたペロペロ舐め始めます。

 

そうこうしていると写真が出来上がったので、
店員さんにお金を支払い、
ワンチャンにもっと撫でろと吠えられつつも
店を後にしました。

 

帰り道、

なぜあんなにもワンチャンは

撫でることを要求したのかなぁと考えました。

 

今まで色々な犬と触れ合ってきましたが、

初対面であそこまで撫でることを要求されたのは初めてだったからです。

 

 

 

 

色々な理由が考えられますが、

「足が不自由なために、今までのワンチャンの人生で
自分から撫でられに行くことが出来なかったから」

ではないかと考えました。

 

 

 

通常、犬は甘えたい時に甘えることが出来ます。
飼い主や人間に甘えたければ近寄り、
飽きれば去ることができるのです。

 

しかし、

今回僕が触れ合ったワンチャンは

足が不自由なために、
甘えたくても近寄れず、

ただその場に居座ることしか出来ません。

 

 

よって、

普通の犬に比べて、

人に甘える機会が、

少ないことが考えられます。

 

 

 

そこで、

もっとそばにいてほしい、

撫でてほしいという意思表示を、

自由に動けない分、

吠えるという行為で表現していた

と考えました。

 

 

またワンチャンは終始僕の手を舐めていましたが、
犬が撫でている人間の手を舐める行為は、
甘えている表現だとも言われています。

 

 

 

 

彼なりの表現方法で、
僕に対して甘えていたのかなぁ
もっと人に遊んでほしいのかなぁ
なんて考えました。

 

 

 

 

異なるバックグラウンドや特徴によって、
その動物自身の身体表現が育まれることを、
今回ワンチャンと触れ合うことで実感しました。

(まぁ、今回のワンチャンの行動が

自分の推測通りの保証はありませんが、
僕には甘えの表現のような気がしました。)

 

 

 

一見すると不思議な行動も、
何かその人(動物)なりの理由があってのこと

 

 

そんなことを考えた日でした。

 

 

 

ワンチャンが健康で、家族と幸せに暮らせますように。

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