もう誰も信じない。

留学

世界は広いっす。

 

今日、世界の広さを感じる出来事がありました。

 

 

 

僕は今6人でシェアハウスをしています。

 

 

 

女性陣:

ドイツ人、オーストリア人、コロンビア人

 

男性陣:

スペイン人、コートジボワール人、日本人

 

 

 

て感じです。

 

 

 

 

皆、良い人達です。

 

 

 

 

僕は基本的に、

他人に期待をしないので、

日常生活を共にする上で、

大きな問題なくここまで来ました。

 

 

 

 

女性陣の中では、

少し亀裂が見え隠れしていますが。

 

 

 

 

 

 

で、共同生活をする上で、僕たちはルールを決めました。

 

 

冷蔵庫の場所とか、

ゴミ捨て当番とか、

掃除当番とかね。

 

 

 

 

 

で、

トイレットペーパーとか、

食器用洗剤は無くなったら買って、

後で割り勘するルールなんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

だから生活必需品は、

気づいた人が買えば言いわけです。

お金の不平等が無いシステムだからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今朝、

洗剤を使おうとすると、

中身が無くなっていました。

 

 

 

「お、もう無いのか、買わなくちゃな。」

 

 

なんて呑気に思っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして3時間後、

誰かの手により、

洗剤は補充されていたのです。

 

 

 

 

 

「お、ありがてぇ。誰だか知らんがサンキュー。」

 

 

 

 

いざ、食器を洗おうとして、

洗剤を出して、スポンジにつけてみたものの、

どうも泡立ちが良くありません。

 

 

 

 

 

なんか変だなぁ。と思いつつ、

洗っていると、

 

 

 

 

 

ある事に気がつきました。

何やら匂いが変なのです。

 

 

 

 

どうも食器用洗剤の匂いでは無いのです。

 

 

 

 

何度も何度も嗅いで気づいた。

 

 

 

 

これは。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

洗濯用洗剤の香り。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は、

洗濯機へと向かった。

あそこには、たくさんの洗濯用洗剤があるから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青色の巨大な洗濯用洗剤のフタを開け、

匂いを嗅いでみた。

 

 

 

 

 

 

 

全く同じだった。

 

 

 

 

 

 

僕は絶望した。

 

 

 

 

 

 

誰かが、

洗濯用洗剤を、食器用洗剤に詰めたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして僕は、呆れた。

 

 

 

 

 

幾ら何でも、

洗濯用洗剤を、食器用洗剤として、

詰め替えるのは、違う。

 

 

 

それは違う。

 

 

 

 

 

 

 

 

今朝からアパートにいたのは、

僕。

J(コートジボワール)。

A(コロンビア)。

の3人だ。

*ここでは彼らを、JとAと呼ぶ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どっちだ。。

 

 

 

 

 

 

 

思考を巡らせていると、

キッチンから物音がした。

 

僕は踵を返してキッチンへ急いだ。

 

 

 

 

 

 

そこにはJがいた。

 

 

 

僕:「J!もしかして、洗剤詰め替えた?」

 

 

J:「いや、してないけど。なんで?」

 

 

 

 

 

 

 

僕は、Aが犯人である事を確信しつつ、

Jに事情を説明した。

 

 

 

 

 

 

 

 

Jもとても驚いた様子だった。

 

 

 

 

そして、

キッチンにAを呼び出した。

 

 

 

 

 

 

 

僕たちはAに洗剤について尋ねた。

 

J:「A!もしかして、洗剤詰め替えた?」

A:「そうだけど?どうかした?」

 

J:「これって、洗濯用洗剤じゃ無い?」

 

 

 

 

 

 

 

 

A:「そうよ!さっき、スーパーに行ったら閉まってたから、洗剤を買えなかったの。だから、そこに有った洗濯用洗剤を入れて、水で薄めたのよ!あたしもさっき使ったけど、死にはしないから大丈夫よ!ahaha」

 

 

 

Aは笑いながら部屋へと帰っていった。

 

 

 

 

 

 

 

僕とJはその場に立ち尽くしていた。

どちらも言葉は発さなかったが、

同じことを考えていたと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は、

スーパー開いてるよ?

ってな!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は、誰も信じない。

 

 

 

 

僕は、誰にも期待しない。

 

 

 

 

 

 

たとえ、一緒に住む友人であろうとも、

 

 

 

 

 

 

僕は絶対に信じない。

 

 

いや、

信じることができないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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