【書評】杏のふむふむ 著者・杏

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記事の内容

『杏のふむふむ』の紹介

こんにちは!Yutaです!

今回の記事では、『杏のふむふむ』の紹介をします!

この本は2015年1月第一刷発行で、最近の本です。この本は女優の杏さんのエッセイ集になっています。

小さな頃の思い出から、モデルとして初めてニューヨークを訪れた時のことなど、杏さんの人生の思い出が優しい文体で語られています。

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【杏のふむふむ】の魅力

この本の魅力をポイントごとに紹介をしていきます!

  • 心温まるエピソードの数々
  • 素直でまっすぐな文章

心温まるエピソードの数々

この本には大きく3つの章があります。

  1. 大切な思い出(7編)
  2. 仕事での出会い(10編)
  3. 出会いは広がる(8編)

どの章にも、心温まる優しい文章があります。どのエッセイも杏さんの人柄を感じることができ、ホンワカした気持ちになります。

この本を読んだのは自分が高校生の頃でした。本屋さんで買った次の日の、学校の休み時間、教室で読んでいたことを覚えています。1番自分に影響を与えたエッセイは、陶芸のお話です。

そのエッセイでは杏さんが、ある陶芸家の方のもとで陶芸をしたさいの思い出が語られています。これを読んだ当時の僕は、陶芸をすることに妙に魅力を感じました。

その影響もあって大学では陶芸サークルに所属をしていました。読書は何かしらの影響をあたえるものですね。

ほかにも黒柳徹子さんとの素敵なエピソードや、お仕事の関係で不思議なご縁があった方との思い出など読んでいくうちに、杏さんの人柄を垣間見ることのできるような素敵なエピソードがたくさんあります。

素直でまっすぐな文章

そしてなんといっても、この本の魅力は「素直でまっすぐな文章」。ここに尽きると思います。今までの人生で様々な本を読んできました。様々な方の文章に触れて生きてきましたが、他の人にはないまっすぐさが、このエッセイから感じます。

この本での杏さんの文体は、「嘘がなくて、優しいけれど、芯がある。」そんな文体です。優しさで溢れるような文章で心が和むような感じです。

文章を読むと分かるのですが、この本を読んでいると、まるで杏さんと会話をしているかのように感じます。杏さんの人柄が文章に表れていることは勿論ですが、このエッセイの編集者の方が、杏さんの雰囲気を表せるように配慮して、制作に当たったことが感じられます。

【杏のふむふむ】の解説は村上春樹さん

この本の解説は、村上春樹さんによって書かれています。

解説を読むと、「やっぱり文章が上手だなぁ」と唸ってしまいます。杏さんの、「ふむふむ」と物事に好奇心をもって接する姿勢と、杏さんの人柄を表すエピソードでこの本に花を添えています。

この解説もまた、「杏のふむふむ」を作る重要な文章になっています。そこも村上春樹さんの文章が読めるのも魅力ですね。

【杏のふむふむ】はこんな人にオススメ!

今回の記事のまとめです。

『杏のふむふむ』はこのような人にオススメです!

  • 心和むエッセイが読みたい人
  • 杏さんのファン(言うまでもないですけどね笑)
  • リラックスした読書がしたい人

この本の帯には「杏がまるごと詰まったエッセイ集」と書いてあります。読むと納得する表現です。まさしくこの本には、杏さんの思い出や出会い、考え方が詰まっています。

ぜひ1度手にとって、優しくまっすぐな杏さんの文章を味わってみてはいかがでしょうか?

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