スペイン語の資格についてまとめてみました!
Hola!! Yutaです!!
今回の記事では、スペイン語の検定を紹介していきます。
日本でスペイン語の検定といえば、主に3種類あります。
- スペイン語技能検定(西検)
- DELE
- SIELE
この3つの検定について、どのような特徴を持っているのかをまとめていこうと思います!
さて、以前このような記事を書きました。
上の記事でも書きましたが、語学学習において検定を受けることは有効な手段です。客観的に自分の足りない能力を知ることが出来ます。
そこで今回の記事では、主要な3種類のスペイン語の検定を紹介していきます。
では、バーモス!
スペイン語技能検定
まずはスペイン語技能検定。この検定は公益財団法人日本スペイン協会によって行われる試験です。以下はホームページの抜粋です。(2020年2月29日現在)
本財団は官公庁や民間企業などの採用試験、能力査定の要請にこたえ、1973年に「スペイン語検定試験」を開始しました。文部科学省の認定と後援のもと、社会人の生涯教育に尽くしています。またスペイン語運用力や学習成果を判定するために、本検定を入試や単位修得、奨学生の選考、留学資格に採用する高校や大学が年ごとに増えています。
ご覧の通りこの試験は学校の単位の取得に利用されたり、留学の資格としてスペイン語のレベルを測るのに用いられています。
試験内容は以下のようになっています。
一次
6級:筆記のみ(60分)
5級:筆記と5分程度の聞きとり(60分)
4級:筆記と5分程度の聞きとり(60分)
3級:筆記のみ(90分)
2級:筆記のみ(90分)
1級:筆記のみ(90分)
二次
3~1級の一次試験合格者を対象に2問までの面接試験
Amazonでスペイン語検定と検索すると参考書がたくさん出てきますので、試験勉強もしやすいと思います。
また級のレベル、難易度については以下のように記されています。
6級
基本動詞短文の読み書き 直説法現在
5級
やさしい文章の読み書き 直説法修了
4級
簡単な日常会話 文法をひととおり修了
3級
新聞などを理解 一般ガイドに不自由しない
2級
ラジオ、テレビを理解 一般通訳ができる
1級
会議通訳、文学翻訳、専門ガイドなどができる 通訳ガイドレベル
CEFRとは
次にDELEとSIELEの解説をする前に、CEFRの解説をしなければなりません。CEFRとは簡単に言えば、言語の習熟度のレベル分けの基準です。
あまり日本では聞きなれませんが、ヨーロッパの言語の試験は主に、このCEFRの基準を元に作成されます。CEFRのレベルは、A1、A2、B1、B2、C1、C2があります。A1〜C2に向かうに連れてレベルが上がって行きます。
具体的な能力の指標は以下の文部科学省の作成した資料に書いてあります。
参照:CEFR-文部科学省
A1、A2が初級者。B1、B2が中級者。C1、C2が上級者。
といった区分けになります。
よって、スペイン語、ドイツ語、フランス語と違う言語でもCFERに乗っ取った試験であれば能力の比較ができるわけです。
例えば、
スペイン語はB1で、フランス語はA2のレベルを持っているよ!
と言う人がいれば、その人の受けた試験はスペイン語とフランス語ですが、スペイン語のレベルの方が高いことが分かるのです。
DELE
続いて紹介するのはDELEです。DELEはスペイン教育・職業訓練省の下に、スペイン国外ではインスティトゥト・セルバンテスが実施する試験です。平たく言えば、スペイン政府がこの試験を推し進めているのです。国際的にも有名な試験です。
以下はホームページの抜粋です。(2020年2月29日現在)
1988年にスペイン語を母国語としない人々のスペイン語能力を測るテストとしてはじまり、現在DELEは世界100カ国以上で実施されています。スペイン語圏への留学、就職などの際に語学のレベルを保証するものとして国際的に認められています。
僕が交換留学を出願する際に、語学条件を満たす為に受けたのはこの試験でした。スペインで出会った海外からの留学生も基本的にDELEを受けていました。英語で言うところのTOEFLみたいなものです。
留学や就職の際に、この試験の合格証明書を提出して語学能力の証明書として認められないことは、基本的にないと思います。それくらい国際的にも認められている試験です。
*自分が以前に受けた時のことを別の記事で公開しようと思うので、興味のある人は是非読んでみてください!
DELEの試験内容は以下のようになっています。
読解 | 聞き取り | 文章表現 | 面接(準備) | 面接(本番) | |
A1 | 45分 | 25分 | 25分 | 15分 | 15分 |
A2 | 60分 | 40分 | 45分 | 12分 | 12分 |
B1 | 70分 | 40分 | 60分 | 15分 | 15分 |
B2 | 70分 | 40分 | 80分 | 20分 | 20分 |
C1 | 90分 | 50分 | 80分 | 20分 | 20分 |
*C2の試験内容は以下の通り
第1部(読解・聞き取り)105分 第2部(聞き取り・文章表現)150分
面接(準備)30分 面接(本番)20分
SIELE
最後はSIELEです。この試験は2016年に運用が開始されました。かなり新しい試験です。
以下はホームページの抜粋です。(2020年2月29日現在)
SIELEは、インスティトゥト・セルバンテス、メキシコ国立自治州大学、サラマンカ大学、ブエノスアイレス大学という世界的な4つの文化・学術機関が振興に努める新しいスペイン語試験です。
上に記載した通り、こちらはスペインのみならず他のスペイン語圏の国と提携して運営される試験になります。
またこの試験もDELEと同様にCEFRに基づいて評価されます。A1~C2の評価を試験後に得ることが出来ます。
ただしDELEとの大きな違いとして4つあげることができます。
DELEとの違い
試験は1点〜1000点で採点される
DELEの試験を受けるには、申し込みの際に受けたいレベルを決める必要があります。しかしSIELEは違って、受けた点数を元に自分の語学能力のレベルが分かります。
試験がパソコンで行われる
DELEは読解、聞き取り、文章表現の3技能を紙に記述し、会話は実際に面接官と行います。しかしSIELEは違います。SIELEの試験では4技能全てをパソコンで行います。
合格書の有効期限がある
DELEの合格書に有効期限はありません。1度合格してしまえば、ずっとその語学能力が証明されます。しかしSIELEは違って5年の有効期限が設けられています。
結果の開示が早い
DELEの結果は約3ヶ月で開示されます。しかしSIELEは3週間という短い期間で点数が開示されます。結果が直ぐに欲しい人には嬉しい特徴だと思います。
まとめ
以上でスペイン語の検定のまとめを終わります。自分の状況にあった試験を受けて、勉強のモチベーションや語学能力の証明に使いましょう!
個人的にSIELEが、どのような試験なのかが気になるので1度受けてみようと思います!
スペイン語の勉強を頑張ろうと思っている方へ
スペイン語の勉強方法については、以下の記事にまとめているので是非読んでみてください!