スペイン語の直説法『点過去・線過去』の解説!【過去形を覚えよう!】

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記事の内容

スペイン語の直説法【点過去・線過去】の解説

こんにちは!Yutaです!

この記事ではスペイン語の点過去と線過去について解説をします。

スペイン語の勉強をしていて、
点過去と線過去が分からずお困りの方は、是非参考にしてください。

それでは、バーモス!

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スペイン語:点過去・線過去とは

まず最初に点過去と線過去について説明します。

スペイン語の過去の表現には点過去線過去の2種類があります。

下の文章をご覧ください。

Cuando llegué a mi casa, mi hermano leía un libro.
私が家に着いた時、弟は本を読んでいた

この文章の、lleguéが点過去で、leíaが線過去です。

点過去と、線過去の見分け方は簡単です。

〜した』という意味を持つのが、点過去
〜していた』という意味を持つのが、線過去

ここを覚えてしまえばOKです!

これからそれぞれについて詳しい解説をしていこうと思います。

スペイン語:点過去の解説

まず、点過去の活用の仕方の解説をします。

規則変化の活用

点過去の規則変化の活用は以下の通りです。

AR動詞は動詞の語末の「-ar」を取り除き、
「-é,-aste,-ó,-amos,-asteis,-aron」を語尾につければOKです!

ER動詞、IR動詞は動詞の語末の「-er」「-ir」を取り除き、
「-í,-iste,-ió,-imos,-isteis,-ieron」を語尾につければOKです!

hablar comer vivir
hablé comí viví
hablaste comiste viviste
habló com viv
hablamos comimos vivimos
hablasteis comisteis vivisteis
hablaron comieron vivieron

不規則変化の活用

点過去の不規則変化の活用は少しコツが必要です。

まず、基本的な語尾の活用を覚えます。
「-e,-iste,-o,-imos,-isteis,-ieron」

次に、不規則活用をする動詞の1人称単数形を覚えます。
下の表だと「estuve」「pude」「vine」です。

最後に、その1人称単数形に合わせて、覚えた語尾の活用を当てはめましょう。

estar poner venir
estuve pude vine
estuviste pudiste viniste
estuvo pudo vino
estuvimos pudimos vinimos
estuvisteis pudisteis vinisteis
estuvieron pudieron vinieron

点過去の不規則活用をする動詞の中には、1人称単数形が「-je」と活用するものがあります。
その動詞の3人称複数形は「-eron」と活用をします。

decir traer
dije traje
dijiste trajiste
dijo trajo
dijimos trajimos
dijisteis trajisteis
dijeron trajeron

「ser」と「ir」の点過去の活用はどちらも同じ形になります。特殊な活用なのですが、どちらもよく使う単語なので、しっかり覚えるようにしましょう。

ser ir
fui fui
fuiste fuiste
fue fue
fuimos fuimos
fuisteis fuisteis
fueron fueron

ここまで紹介した、規則活用、不規則活用の方法で、大部分の単語の点過去の活用をカバーできると思います。しかし、他にも特殊な活用をする動詞があります。

点過去の活用は、覚えることが沢山あり、慣れるまで時間がかかります。
単語に出会うたびに確認して、少しずつ覚えていきましょう。

点過去の用法

過去の表現(〜した)

点過去は、過去の出来事を表す際に使われます。
そして、その出来事は終了していなければなりません。

日本語で言えば、『〜した』という意味を持ちます。
*『飲んだ』『食べた』『話した』など

その動作が終了している、完了しているイメージを持っているときに、
点過去は使われることを意識しましょう。

スペイン語:線過去の解説

まず、線過去の活用の仕方を解説します。

規則変化の活用

線過去の規則変化の活用は以下の通りです。

AR動詞は動詞の語末の「-ar」を取り除き、
「-aba,-abas,-aba,-ábamos,-abais,-aban」を語尾につければOKです!

ER動詞、IR動詞は動詞の語末の「-er」「-ir」を取り除き、
「-ía,-ías,-ía,-íamos,-íais,-ían」を語尾につければOKです!

hablar comer vivir
hablaba comía vivía
hablabas comías vivías
hablaba comía vivía
hablábamos comíamos vivíamos
hablabais comíais vivíais
hablaban comían vivían

不規則変化の活用

線過去の不規則変化は、「ser」「ir」「ver」の3動詞だけです。
不規則変化が少なくて、点過去に比べると簡単ですね。

ser ir ver
era iba veía
eras ibas veías
era iba veía
éramos íbamos veíamos
erais ibais veíais
eran iban veían

線過去の用法

過去の表現(〜していた)

線過去は、過去の出来事を表す際に使われます。
そして、その出来事は過去の時点で継続していなければなりません。

日本語で言えば、『〜していた』という意味を持ちます。
*『飲んでいた』『食べていた』『話していた』など

その動作が継続しているイメージを持っているときに、線過去は使われることを意識しましょう。

過去の習慣、反復の表現(〜したものだった)

過去の習慣や、過去の反復の表現でも線過去は使われます。

Cenábamos juntos los sábados.
私たちは土曜日に一緒に夕食を食べたものだった

過去未来の代用

主節動詞が過去形で、従節動詞が「その時よりも未来のこと」を表現する際にも、
線過去を使うことができます。

例えば、下の文章では『llegaría』が直説法過去未来になっています。

Reiko me dijo que llegaría a tiempo.
レイコは私に時間通りに着くだろうと言った。

このようなときに、過去未来の代用として、線過去を用いることができます。

Reiko me dijo que llegaba a tiempo.
レイコは私に時間通りに着くだろうと言った。
*直説法過去未来については下の記事で解説しました。
スペイン語の直説法過去未来の解説!【活用表と例文つき】
今回の記事では、スペイン語の直説法過去未来の解説をします。活用の仕方はもちろん、例文を使って実際にどのように使用するのかも紹介しています。スペイン語の勉強をしている方は是非ご覧ください!この記事で過去未来をマスターしましょう!

まとめ

今回の記事のまとめです。

点過去と線過去の大きな違いは、

〜した』という意味を持つのが、点過去
〜していた』という意味を持つのが、線過去

ここを必ず覚えるようにしましょう。

点過去の活用は、様々な種類があります。
一気に覚えるのは難しいので、少しづつ覚えていきましょう。

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