スペインのタパスの起源を解説します!
Hola!Yutaです!
今回の記事では、
有名なスペインの食文化の1つ、タパスの起源について解説をしていきます!
では、バーモス!
タパスとは
まず最初にタパスとは何かを説明します。
タパスとはお酒と一緒に食べる小皿料理のことです!
例えば、
こんな感じの飲み物と一緒に食べる小皿料理のことをさします。
このタパスは、オリーブとパンに野菜炒めを乗せたものです。おいしかった。
半年間交換留学で滞在をしていたスペインの南の街グラナダは基本的に上のようなタパスを無料で提供していました。飲み物を頼むと無料で1品小皿料理を選べるのです。ただマドリードやバルセロナでは基本的にタパスは無料ではありませんでした。
このような感じで、スペインの地域によってタパスは無料だったり有料だったりします。
タパスの起源
タパスの起源については諸説があります。
今回は2つの説を紹介します!
異なる説なのですが「Tapar(タパール):フタをする」というスペイン語が語源となっていることは同じです。
酔い防止のために
1つ目は、酔い防止のために小皿料理の提供が始まった説です。
13世紀にスペインにはアルフォンソ10世という王様がいました。彼は病気のためにワインを飲むように医者に言われました。その際に、酔わないようにワインと一緒に食べ物も食べました。
王様は病気から回復すると、カスティージャの宿ではワインを提供する際には少しの食べ物も提供するようにさせました。
これはワインのアルコールの効果を抑える、フタをする為だったのです。
王様が病気の時に、ワインのアルコールで酔わないように食べ物も一緒に食べたのですが、それを宿でもやらせるようにしたわけですね。
これがタパスの起源の1つ目です。
ゴミが入らないように
2つ目は、ゴミが入らないようにする説です。
タパス文化の起源について多くの人が信じている言い伝えによれば、アンダルシア地方では暑い夏の間に飲み物をチーズやソーセージで覆ってほこりやハエを防いでいました。
この言い伝えの中心となった人物は、アルフォンソ 13 世です。ある宿で王がシェリー酒を飲んでいましたが、地面に砂が舞っているのを見た給仕の 1 人がグラスの上にソーセージのスライスを置き、それを王が後で食べたことがタパスの始まりだと言われています。
上に書いてあるようにコチラの説は、
お酒にゴミが入ってしまわないようにするために、グラスに食べ物でフタをしたことが起源である説ですね。
タパスの現在
このように諸説ありますが、タパスは飲み物と一緒に食べるものとして現在も存在しているわけです。
ただ少し違うのはタパスが有料になった地域があることです。
ではなぜ現在、タパスが有料の地域があるのでしょうか?
マドリードの友達が言うには、マドリードやバルセロナなどの観光地では、観光客が多すぎるからタパスは有料なのだと思うと言っていました。確かに、観光客が多すぎてお金を取らないと割に合わないのでしょうね。
ただ一方で、自分が留学をしていたグラナダの街では、本当に様々な無料のタパスがありました。きのこのコロッケや、ハンバーガー、ナスを揚げたもの、などなど。財布に優しく本当に助かりましたし、楽しめました。
グラナダは学生の街としても有名なので、タパスが基本的に無料なのは、このことも影響しているのかもしれませんね。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
スペインの代表的な食文化であるタパスの歴史について紹介をしてみました。スペインにいかれる際や、スペイン料理屋さんにいかれる際には、ぜひタパスを頼んでみてください!
そして、タパスの歴史もお友達に教えてあげてくださいね!